体験記
驚異!大自然の不思議”マレーシア・ムルの鍾乳洞”
このページでは、マレーシア航空とサラワク州の依頼による現地視察のためにマレーシアに赴いた、リゾートアンドサファリのスタッフの体験記をご紹介。
お話は、マレーシアのサラワク州の街ミリからムルに向けて出発するところから始まります。
【クチンとミリ】
マレーシア・サラワク州はボルネオ島の南西、広さは北海道と九州を合わせた面積があり、大部分が熱帯雨林のジャングルです。サラワク州には、州都であるクチンとミリの中核都市があり、クチンは歴史のある猫街として有名で、毎年8月第一週の土曜日は猫パレードが盛大に行われています。ミリは振興都市として都市計画に基づき発展しています。また、ミリにはニア国立公園、ランビルヒルズ国立公園があり、ムル国立公園のゲイトウェイとなっています。 |
◆ミリからムルの「ロイヤルムルリゾート」へ
朝、ミリからマレーシア航空のフォッカーフレンドシップ機40人乗りの飛行機に搭乗。熱帯雨林のジャングルと、蛇行する茶色の川を眼下に飛行機は飛び、約25分でムル空港に到着です。
ムル空港は、9月に拡張工事が終ったばかりの、小さくてきれいな空港で、飛行機が到着した頃には、すでに宿泊先のロイヤルムルリゾートの送迎車が宿泊客を待っていました。
送迎車に乗り約10分でリゾートに到着。ロイヤルムルリゾートは、施設全体が高床式で、周囲を大きな木々に囲まれた造りとなっており、部屋は平屋のロッジ風。一部、2階建てのファミリールームもあります。また、レストラン、プール、スパからレンタルサイクル、カヌー、ロッククライミングなどのスポーツアクティビティーまで揃った充実ぶりでした。
◆ムル国立公園にて ディアケーブ、ラングケーブとコウモリの群を体験
午後から、ムル国立公園へ車で移動。つり橋を渡って公園の事務所で入場料を支払い、いざ出発!日本人ガイドの案内でディアケーブとラングケーブを目指します(ケーブ=洞窟)。
ジャングル内では勝手にあちらこちらを歩き回らず、整備された木道の上を歩きます。
ガイドによる熱帯植物や昆虫の説明を聞きながら、歩くこと約1時間強。最初に入ったのはラングケーブ。石灰岩を水が浸食することでできた自然の彫刻は、人間が創作する芸術とは違った”不思議な想像の世界”。思わず上がる驚嘆の声!多分、何百年、何千年の時を経て創られた、大自然の芸術美なのでした。
ラングケーブの隣にあるディアケーブは、大きな岩で遮られているせいで、最初は洞窟の大きさを感じないのですが、少し奥に入るとなんとも大きな空洞が広がっていました。この洞窟の中には、コウモリが200万と300万(!)とも棲息する言われています。
他にもコウモリの糞を食べるゴキブリとはさみ虫や、危険を察知すると発光する液を出して、相手がビックリしている間に逃げ出す不思議なワームがいます。それだけ聞くと、少々気持ち悪いと思われるでしょうが、大丈夫です。そんなに気にはなりませんでした。また、少し独特の臭いがありますが、これもすぐに慣れます。
午後5時近くになると、休憩場に行き、そこの長椅子に座ってコウモリの群の出現を待ちます。ディアケーブの入口付近が眺めていると、やがてコウモリの集団が現れ、洞窟の入口付近で円を描きながら何千羽から何万羽とグループごとに餌さを求めて飛び始めます。
数百万羽のコウモリが大空にかたどる模様は、蛇や竜の姿に似るものもあり、また、川の流れのように止め処もなく流れる様子もあり、ただただ圧巻。
コウモリの群にひとしきり感動している内に日もたっぷりと暮れてきました。ジャングルの四方八方から聞こえてくる動物や昆虫の鳴き声は、何かを警戒しているのか、それとも求愛の鳴き声なのか、とにかくそれまで聞いたことのない程に澄んでいて、そして心地よい調べでした。
◆ジャングルの朝
洞窟とコウモリの群に感動した日の翌朝、鳥のさえずりで目を覚ましました。ベッドを抜け出してひんやりとしたテラスから周りを見回すと、小さなリスが忙し気に木々を渡り餌を食む光景が。これはシャッターチャンス!と、急いでカメラを取り出し、シャッターを押そうとした瞬間には、リスはもう別の枝に移動、次こそは、とそちらにレンズを向けるとまた別の枝に移動…。リスの朝食はかように忙しいものなのでした。
◆ムル国立公園にて ウインドケーブ、クリアーウォーターケーブを体験
朝食後、午前9時ごろにリゾートのボートで出発。途中、ペナン族の仮のロングハウス(本物は火事消失したため)を訪問。ここではビーズやブレスレット、竹細工などをお土産品として売っていますが、東南アジアにあるような「3つで千円」というような強引な売り方ではなく、ただ品物を並べているだけの、のどかな商売です。
ペナン族の村を出発して、さらに上流へ。うっそうとしたジャングルの中、ボートを進めると急に澄んだ水の流れとなり、まもなく船着場に到着。木道を少し登っていくとウインドケーブの入り口に到達します。ほかのケーブよりアップダウンがありますが、中に進むにしたがって、やわらかい風が正面から吹き、むし暑さを忘れさせてくれます。
ウインドケーブの突き当たりが、キングスチャンバーと呼ばれる場所です。ここでは不思議な形をした鍾乳石が見られ、手を差し伸べた形のもの、チャイナ服を着た人に見えるものなど、複雑怪奇な自然の彫刻を堪能できます。
次はクリアーウォーターケーブへ。このケーブへの移動は、通常はボートを利用しますが、ウインドケーブから壁面に造られた木道を利用して移動することも可能です。15分ほどですので、体力のある方や冒険心旺盛の方はぜひ試してみてください。また、クリアーウォーターケーブの船着場付近は自然のプールになっているので、水着持参をお勧めします。200段ほどもある階段は若干辛いですが、頑張って上ります。
クリアーウォーターケーブにはヤングレディケーブとリバーケーブがあります。今回は右側のヤングレディケーブからトライすることに。ケーブに入ってすぐのところにお賽銭箱があり、言い伝えでは、そこにコインを入れた人には幸せが訪れるといわれています。そこから少し進むと、壁面にマリア様がお祈りをしているようなシルエットが見られます。
道を戻って次はリバー洞窟へ。洞窟内には川が流れており、橋や木道を歩きながら豊富な水の流れを見ることができます。この豊富な水量は、洞窟を流れる川としては107キロとアジアで最も長い川です。木道が途中で終ったところで、持参したペットボトル等に水を入れ持ち帰りください。この水は冷蔵庫で冷やしてウイスキーを割って飲むとやわらかくコクのある美味しい水割りがいただけます。また、便秘気味の方にも効果がありますので、お通じの悪い方はリゾートに持ち帰ってお試しください。
…ムル国立公園の洞窟や鍾乳洞はそれぞれに特徴があり、またその規模の大きさにも感動させられます。マレーシア ボルネオの広大な熱帯雨林のジャングルを、このプランでお楽しみください。
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